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アパレルブランド『G271』誕生! そしていくつかのご報告。

【ご報告①】
このたび、わたくし 岩男海史がデザイン/ディレクションを務めますアパレルブランド『G271 (グラムニーナナイチ)』をオープン致しました!

名前の由来は『心臓の重さ約270gに”+1″を纏う服』です。
コンセプトは噛み砕くと「命を守る×美しい服」といった感じです。

「どんな服売ってるの?」という質問が飛んできて当然ですが、これが残念、何も売ってません、、
というのも、このブランドは”コンセプチュアルブランド”と名付けております。
従来の多くのブランドのスタンスを「私たち服作りましたー!よかったら買ってください!」とした場合、
私たちのG271は「私たち、こんなアイデアとかデザインもってまーす!よかったら一緒に面白いものつくりませんか!?」という感じです。
ブランドの母体となります岩男の実家業「有限会社ダダグラム」は、衣装製作会社です。
なので、デザインやアイデアのクオリティに関しては実績や自負があるのですが、いわゆるブランドがやるような「たくさん服を作って、たくさん売る」ことは体制も整ってないうえに、そもそも興味があまりないのです。
なので、主に「デザインやアイデア」を武器に、このアパレル業界で色々探求をしながら、沢山の人と関わっていけたらと思っています。
(とか言っておいて近い将来、こじんまりTシャツとか販売したいと思ってます。。そりゃ楽しいですもの、、)

まだまだお伝えしたいことが山盛りですが、私は喋りすぎるタチですのでグッと堪えて、”活動を通して”お伝えできたらと思いおます。

HPにて「ブランドへの想い」や「各プロダクトの説明」など大まかなことは記載してありますので、よかったらチラっと覗いてみてください。
『G271』HPリンク

言わずもがな、俳優業もこれまで以上に邁進いたします。
「俳優が本業で、服飾は副業」なんて表現を”されたり”・”したり”しますが、当然、どちらも本業、真剣そのものでございます。
今回のブランド立ち上げ、服飾についても一層深く探求することで、「モノづくり」という大きな命題をより楽しめる人間になりたいと思っております。
以後よろしくお願いいたします!!

 

【ご報告②】
このたび、アヴァンギャルドメンバーであります俳優「田村彩絵」ですが、舞踊の経験を積むために一旦チームを離れて活動を始めることになりました。

この件に関して、田村と何か揉めたり食い違いがあったりということではありません。
なのでこれは個人(岩男)的に思うことなのですが、代表としての自分の至らぬことが多くあり、第一回公演ののちなかなか演劇団体らしい活動を行うことができずに、うまく仲間達を巻き込むことができませんでした。各々のスケジュールや時勢の移り変わりなど諸般の理由はあれど、演劇づくりは一筋縄ではいかないものですね。

田村は一旦チームを離れますが、研修所の同期であり、多くの共通言語を持つ俳優の同志でもあります。
これからもお互い前向きに創作活動を積むことができたらと思います。
引き続き、俳優 田村彩絵をよろしくお願いいたします!

 

【ご報告③】
コロナ禍における演劇公演についての想い(2022/3/17 現在)

この2年ほど、多くの仲間や先輩たちから「次の公演なにやるの!?」「舞台やらないの?」という声をいただきます。
私の勘違いでなければ、その多くは非常にありがたいことに、「強い期待」がこもっているように感じました。とても嬉しいです。
なので、それにお答えするわけではありませんが、この場にて名ばかりの”代表”ではありますが、私(岩男海史)の考えを記載します。(あくまで、今現在の。です!)

2019年11月に第一回公演を終え、その後、何度か公演計画を水面下で進めてまいりました。作品や演出家さんにもお声がけさせていただき、各事務所さんとの連携などにも至りましたが、公演情報を公開するまでに至ることはできませんでした。

その主な理由は、言わずもがな「コロナ禍」です。
これに関しては、「今は時期じゃない,,,」と「今だからこそやってやる!」を何周もループしております。
そのうえで、あくまで今現在の気持ちで言いますと、「今はできない。」です。

私は、コロナ禍が始まってまもない2020年2月に、出演しておりました「泣くロミオと怒るジュリエット」という作品が一部公演中止になりました。
その後、いくつかの作品に出演させていただき、奇跡的に無傷で全公演完走した作品もあれば、ほとんどは甚大なダメージを受けています。
アヴァンギャルドの公演計画のように、水面下で計画が頓挫してしまった作品も多々あります。これは、衣装でも多くの作品が同じ目にあっています。

あくまで、「演劇の公演を今やるべきじゃない!」という意味ではなく、「この状況で、私たちはできない。」ということです。

逆に言うと、この状況下で演劇の灯火を絶やさずに公演を行なっている団体の皆さまに、絶大なリスペクトを送ります。ほんとに凄すぎます。
今現在、参加させていただいているシス・カンパニーさんも、徹底に徹底を重ねた感染症対策を整えてくださっています。それではじめて、座組の一員である私は安心してお芝居に臨めています。それでも、感染症を完全に防ぐことは難しく、何かあったたびに迅速に対応してくださっています。

同じことが私が主催する公演でできるとは、到底思えないのです。
自分の非力さゆえか、演劇作りへ熱情が足らないのか、、わかりませんが、以上が正直な気持ちです。

何度も申し上げますが、これはあくまで『今現在の』気持ちです。明日は明日の風が吹くものです、、

しかし、だからこそすべきこともあると思っています。
これもコロナに阻まれつつ進めていることですが、演劇公演ではなく、演劇団体として新しい活動を始める計画も目下すすめております!

混沌に混沌が重なるような時代ですが、
少しでも皆さまが前向きに、健やかに日々を過ごせることを祈っております。

明日は出演舞台初日です。目の前の1つ1つに邁進いたします。

2022/3/17  岩男海史

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