蓬莱竜太×和田憲明=めちゃ面白い
忙殺。
この言葉を18才くらいから周りでちょくちょく耳にするようになり、「かっこつけてんじゃねぇ」なんて思ってましたが、そんな奴になってしまった。。まさに忙殺されております岩男です。
現状別に売れっ子俳優なわけでもないのにこの作業量、、これでもっと売れちまったらどんすんだい俺、、と僕の中のマゾヒズムが疼く毎日です。
とはいえ、出演舞台の稽古に明け暮れる毎日です。
いやー、覚悟はしていたが本当にきつい。
稽古後に抜け殻のような状態で衣装と格闘しています。
和田憲明さんの演出は今年2月に受け、僕の出演としては2作連続です。
キリッッキリな稽古の日々。
色んな理由があり多くは語れませんが、一瞬でも”演技”的な事をやったらイカズチが落ちます。。
演技なのに”演技しちゃダメ”っておかしいですよね。憲明さん自身それはちゃんと説明してくれるんですが、なんというんだろう、”限りなく本当に近い嘘”といいますか。
演技であることは大前提なんですが、そこにある肉体やの心の動きは”本物”じゃなきゃダメなんです。
これが本当に難しい。
あるじゃないですか、僕たち俳優なんで、どっか一瞬の選択ミスで”イイ感じ”を取っちゃう瞬間。あれをゼロにするんです。
「役=岩男」に見えるくらい僕の心と身体を自由に使うというか。
わかりづらいですね、僕に演技指導者は向いてなさそうです。
ま、おいといて。
そこに蓬莱さんの戯曲が拍車をかけてシーンを面白くする。
キャラクターのヒダが多く、とても繊細に人物が描かれています。
信じて台詞を素直に吐けば勝手に戯曲の世界に浸かっていきます。
今作はとある野球部OBの話なんですが、これが「どこにでも起きている話」なんです。一般企業だろうが、演劇界だろうが政治家だろうが。
どこにでも起きている人間関係のモヤモヤやイライラをグググと浮き彫りにした作品です。
面白いんだから!!
是非見にきてくださいませ。
ささ、稽古前にラムネ買ってこう。
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