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オーディション前夜に想う事。

眠れない。
オーディションの前はいつもそう。
特別緊張したりしてるわけではないつもりだが、なんだか少しソワソワするのだ。

もちろん台詞はバッチリ入っている。これはとても大切。
だいたい本番は少し硬くなって台詞も若干言い間違えたりしてしまうので、事前にバキバキに入れて、本番で精度90%といったところ。

いままで何度オーディション受けてきただろうか?多分30~40くらいか。ほとんどは不合格。これは俳優でない人には伝わりづらいかもしれないが、そんなものなのだ。オーディションは出会いの場。相手方との出会いであり、作品・役との出会いでもある。それが成就するのは本当に運も大切。

もちろん僕もよく思われたいし、「あいつ上手いな」なんて思われたい。でも、上手いやつはゴマンと居るし、そのうえ僕より券売もルックスも優れてるやつだってわんさかいる。その中で1つだけ僕が圧倒的に勝ることのできるものがある。

それは、「岩男海史らしさ」だ。

は?と思うかもしれないが、本気でそう思う。
僕は16才から衣装助手で演劇と関わり、18才から俳優をはじめ、26才から衣装家と演劇団体立ち上げを経験した。
正直お金に困った経験はあまりない家庭環境だが、一家全員アーティストであり、それなりの独特な苦労はしてきたつもりだ。

そうして形成してきた「岩男海史」という人物。これだけは僕のオリジナルである。
もちろんオーディションは技術や券売力、色んな要素で審査されるが、さっきも言ったように出会いの場だ。
そこで「いいように見せよう」「台詞を失敗しないようにしよう」という意識が強すぎで自分らしさを損なってしまったら元も子もない。

とにかく自分を信じて、楽しむ。

長いことタラタラ書いて結局行き着く先は安物ポップスの歌詞みたいでちょっとげんなりするが、まあそんなもんだ。

要するに、早く寝ろ。と。

嗚呼、受かりたい。

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