テーマは「生まれる」
撮影のイメージを考えた。
「”アヴァンギャルド×コンプレックス”て感じの写真、、」全く浮かばない。これはこの名前の長所でもあるのだが、この名前は”なんでもアリ”なのだ。
だから付けた。しかしこうも早く策に溺れるとは。
そうだ、テーマを「アヴァンギャルド×コンプレックス」じゃなくて、「撮影第一弾」という方向にしよう!
名前っぽい撮影はいつだって出来るが、”第一弾”は後にも先にもこれきりだ。これは逃げじゃない、もう一度言う、これは逃げじゃない!!
これが最初のイメージ。「卵から出てくるローション(白身)まみれの黄色い男(黄身)達。」
うん、今の出来上がりで本当に良かったと思ってます。そもそも予算度外視ですし…
この卵のイメージと、生命の源である「海」というイメージ。その2つを胸に僕は名児耶さんと初対面を果たしました。
「じゃあ、卵と海の両方でいきましょう。」
もの凄くすんなり僕のアイデアを受け入れてくれ、その上にどんどん発想が積み上がって行きます。とてもワクワクした時間だった。
その後メンバーの永田涼を連れて3人でロケハンして場所と時間を決め、撮影当日に至るわけです。