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ご報告。と言うまででは無い。

平凡かつ刺激的な毎日を送る岩男です。

ここ最近、ありがたいことに色んなお仕事のお話を頂く。
可能な限りやらせて頂きたいし、そのつもりで引き受けるが、僕自身この2・3ヶ月で大きな心境の変化があった。

僕の仕事はざっくり言うと3本柱だ。
団体(アヴァンギャルド)・俳優・衣裳
である。

この3つは等しく僕にとって大切なのは言うまでもないが、それぞれに一長一短があり、色んな事情や巡りからこの3本を団体=衣裳>俳優と言う順番にしようと思っていた。
大きな理由としては、生活だ。詳しく話す気に今はなれないが、一緒に飲んだりする事があれば死ぬほど詳しくお話しがちです。

そんな僕の意識を大きく変化させたのは2月の出演舞台「虎は狐と井の中に(仮)」だ。この作品で僕は兼ねてからお世話になっていたが、いざご一緒するのは初めてである和田憲明さんの演出を受けた。

和田さんの演出が強烈なのは知っている。16歳からのお付き合いだ。そして、その強烈さと共に作品のクオリティも強烈なのも知っている。
作品に参加する前に何度も和田さんに「キツイよ、大丈夫?」と聞かれた。思いやりからか、決心が鈍ってしまうくらい何度も聞かれた。迷いつつも参加した。そして予想通りキツイ1ヶ月半が待っていた。舞台出演は30本目くらいだったが、過去最高にきつかった。きつかったと言うのは抽象的な話で、なんと言うか、神経をガリガリと削る1ヶ月半。

しかし、この最高にキツイ1本の舞台は、俳優を9年やってきて若干の揺らぎや自信の欠如にぶつかっていた僕に多くのものをもたらした。

何より、めちゃめちゃ楽しかった。いわゆる企業秘密的なものもあるかと思うのであまり詳しく書けないが、和田さんの演劇づくりはめちゃめちゃ面白い。びっくりした。こんなに面白かったのか俳優業は、と。

そして今までの僕の俳優活動を支えてくれている多くの親族や友人たちが口を揃えて「ベストパフォーマンス(当社比)」だと賞賛してくれた。

話がブレッブレだが、要するに一言。

色々やってる岩男ですが、最優先は俳優です。よろしくお願いいたします!!!

と言うことだ。

サボテン稽古も続きます。風通しがよくなってきた!

衣裳は僕のルーツであり、身近に最高の先輩(両親)もいる。やらないわけには行かない。何より、楽しい。そしてものづくりで生きていく上で欠かせない僕の武器だ。

このアヴァンギャルドは僕の今後長く続くであろう創作活動における拠点だ。
実験劇場であり、仲間たちが風通しよく関われるサロンだったりする。

そして俳優。ここに僕の最大の棘的な部分を持っていきたい。

今一度気づくのに9年かかった。

ありがとうございます和田憲明さん。
ありがとう、大好きな小説「星の王子様」!!
近々色々楽しい報告できそうです。

岩男海史。

HUB企画会議で潰れる涼。頭をネジネジ。


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