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チェーホフ!面白難。

わたくし、10/13に初日の舞台稽古の真っ最中です。 文学好きなら必ず聞いたことあるであろうロシアで最も有名な劇作家、チェーホフ。 彼の代表作「三人姉妹」を上演します。 僕が通ってる日本舞踊の稽古場でこのお知らせをした時皆が口を揃えて 「チェーホフって聞くだけで退屈そう、、」と。 何でしょう、全力で否定出来ないこの感じ。 そうです、チェーホフの作品は“退屈になりがち”です。 ドストエフスキーなどにも見て取れるあのロシア文学ならではのジットリというかネチネチというか、、悶々とした人物達が人間について、生活について哲学し尽くすあの感じです。 かくいう僕も、何度かチェーホフの作品を見た事がありますが、個人的に打率はあまり芳しくありません。「チェーホフは(面白く上演するのが)難しい」というのは割とよく聞く定説な気もします。 しかしここまで有名なのには訳があります! 小説では絶対に表現出来ない価値観の並列。彼の人生観を投影したキャラクター達はどれも滑稽で愛らしく共感を生み、見てるこっちも色んな事がバカバカしくなってなんだか笑けてきます。 要は、やり方だと思います。 今回の座組、文学座の演出家さん・俳優さんをはじめ、俳優座・青年座・民藝・新国立研修所とチェーホフは殆どの方が経験済みです。その難しさ・面白さを熟知したメンバーで日々「どうやったら面白くお客様に届けられるか」を探りながら稽古しています。 チェーホフ未体験の方はもちろん、すでに体験済みの方も是非。 2018年版最新の「三人姉妹」、お届け致します。

 
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